家族の食事 / Repas en famille

  • リュミエール

動画詳細

映画題名(日本語) 家族の食事
映画題名(フランス語) Repas en famille
リュミエール社カタログ番号 734
撮影年 1897(明治30)年
撮影者 コンスタン・ジレル Constant Girel
撮影時期 1897年1月9日から10月末の間
時間(分) 1
サウンド サイレント
カラーの種類 白黒
作品解説 屏風を立てた縁側でお茶を楽しむ団らんの光景。参考文献(古賀太、木下直之)によれば、左端の男性はシネマトグラフを日本に持ち帰った稲畑勝太郎で、その左の少女が稲畑の長女喜久、赤ん坊が次女の鞠、彼女を抱いているのが稲畑夫人の姉の娘である姪の夏、右端は女中であるという。本作は当時の日本では上映されなかったと思われるが、参考文献(梅村紫声)には水野一二三の話として、フランスの友人が手紙で「シネマトグラフで久し振りにお前に会つたと言つて来た」という稲畑の談話を聞いたことが伝えられている。
製作会社 リュミエール社 Société Lumière
フィルム映写速度 16fps
備考 元素材は、1960年にフランス政府より受贈した35㎜ポジフィルムを原版とする既所蔵35㎜ポジフィルムを基に、2024年度に作製した35mmポジフィルム。
参考文献 梅村紫声「日仏交換映画祭あれこれ―その一―」(『映画史料』第八集、凡々社、1963年)5頁
水野一二三「▽補遺△」(『映画史料』第九集、凡々社、1963年)5頁
(社)日本映画テレビ技術協会技術史委員会「日本映画技術史年譜 №13」(『映画テレビ技術』№235、1972年、日本映画テレビ技術協会)77頁
古賀太[編・訳]「上映作品解説」(朝日新聞社文化企画局編『光の生誕 リュミエール!』朝日新聞社、1995年)89頁
「『稻畑勝太郎君傳』抜粋 第四部 第四章 シネマトグラフの輸入」(朝日新聞社文化企画局編『光の生誕 リュミエール!』朝日新聞社、1995年)119頁
木下直之「描かれた〈明治の日本〉 日本への/日本からのまなざし」(吉田喜重、山口昌夫、木下直之[編]『映画伝来 シネマトグラフと〈明治の日本〉』岩波書店、1995年)124-139頁
Michelle Aubert et Jean-Claude Seguin (sous la direction de), La production cinématographique des frères Lumière, [Paris], Bibliothèque du film, Editions Mémoires de cinéma, 1996, p.354.
リュミエール社が撮った明治の日本 1897-1899
 The Meiji Period on Lumière Films
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