東京の通り / Une rue à Tokyo

  • リュミエール

動画詳細

映画題名(日本語) 東京の通り
映画題名(フランス語) Une rue à Tokyo
リュミエール社カタログ番号 738
撮影年 1897(明治30)年
撮影者 コンスタン・ジレル Constant Girel
撮影時期 1897年1月9日から10月末の間
時間(分) 1
サウンド サイレント
カラーの種類 白黒
作品解説 人々の行き交う通りを画面奥からやって来た人力車が乗客の男性の指示に従うように横向きに停まると、男性客は降りる。男性は帽子の形と着物や履物の特徴から、『港での荷下ろし』の冒頭で画面右に歩き去る男性と同一人物のように見える。参考文献(「日本映画技術史年譜 №14」)は、撮影場所として「横浜の海岸通り」説のあることに触れている。
製作会社 リュミエール社 Société Lumière
フィルム映写速度 16fps
備考 元素材は、1960年にフランス政府より受贈した35㎜ポジフィルムを原版とする既所蔵35㎜ポジフィルムを基に、2024年度に作製した35mmポジフィルム。
参考文献(光田由里)に掲載された写真「撮影の準備をするジレル,1897年」に写る、数本の長い棒を肩に担いでカメラの方を見ている帽子の男性が本作の乗客の男性と似ており、コンスタン・ジレルの撮影に協力した人物の可能性が考えられる。
参考文献 「明治の日本風俗② 人力車」(『毎日新聞」』1960年3月9日付朝刊)5面
(社)日本映画テレビ技術協会技術史委員会「日本映画技術史年譜 №14」(『映画テレビ技術』№236、1972年、日本映画テレビ技術協会)78頁
古賀太[編・訳]「上映作品解説」(朝日新聞社文化企画局編『光の生誕 リュミエール!』朝日新聞社、1995年)91頁
光田由里「ジレルとヴェール 世紀末日本を訪れた二人の映画技師」(吉田喜重、山口昌夫、木下直之[編]『映画伝来 シネマトグラフと〈明治の日本〉』岩波書店、1995年)57頁
Michelle Aubert et Jean-Claude Seguin (sous la direction de), La production cinématographique des frères Lumière, [Paris], Bibliothèque du film, Editions Mémoires de cinéma, 1996, p.355.
リュミエール社が撮った明治の日本 1897-1899
 The Meiji Period on Lumière Films
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